ロシアのエリン V. 工学准博士(Intersoft Eurasia 代表)をリーダーとして、ロシア、日本、アメリカ、中国におけるプログラマー、回路設計の専門家との連携により、放射線量小型測定装置Dosimeter-Radiometerの頭文字をとって「DO-RA project」がスタートしました。
2012 年4 月に世界最小の線量計としてギネスブックに申請中です。
本装置の開発にあたり、少なくとも7つのOSに対応することが求められました。具体的には、iOS, Android, WP7, JavaME, BlackBerry, Linux, MacOS です。
本プロジェクトは、ロシアのテクノパーク「スコルコヴォ」技術革新センターの中で、認められました。そしてさらに、プロジェクトの基礎開発に対してスコルコヴォ基金から最初の助成金を得ています。
東ヨーロッパ地域最大級のベラルーシのデザインセンターPROMVAD が設計開発者 となり、iPhone4、4s といったスマートフォン用DO-RA のボディーについて、人間工学的な観点からデザインを決めています。
Apple 社のスマートフォン用にコンパクトで高性能に開発されたDO-RA の最初の各生産モデルは、モスクワ近郊ゼレノグラードにある、世界的な通信大手Cisco Systems 社の電子機器製造パートナーである工場にて
製造されました。
現在、「DO-RA プロジェクト」の開発作業の残された課題の1つ目は、DO-RA とスマートフォン、パソコンその他機器とのデジタルデータの交換プロトコルの汎用性に磨きをかけることです。さらに2 つ目は、DO-RA と併用されるあらゆるデバイスの出力データが置かれるクラウドとの交換プロトコルを完成させ、さらにGoogle Map 上で計測結果をリアルタイムで視覚的に分かりやすく残す方法を仕上げることを目標としています。