ナリネ菌は、原産国アルメニアにおいて50年間使用されており、日本国内への輸入は10 年間の実績があります。ナリネ菌原末の製造は、原材料の製造から最終製品の包装・出荷にいたる全工程をアルメニアの工場で行なっています。製法特許により、高い生菌数を維持したまま凍結乾燥し、安定供給しています。
アルメニア微生物研究所の生物学者エルゼンキャンは、身近に生まれた新生児から十数種類の乳酸菌を分離し、その中から優れたアシドフィルス桿菌を選定し、培養を始めました。
(参照「Biological features of some races of Lactic acid bacteria」 Yerzinkyan L.A.)
ある日博士の孫娘が重い腸炎に罹りました。当時良いとされたあらゆる治療も効をそうさず、博士は生死をさまよう孫娘に培養を続けていた乳酸菌を飲ませました。
孫娘はその乳酸菌により奇跡的に救われたのです。このことから、博士は孫娘の名をとりその乳酸菌をナリネ菌と名付けました。
ナリネ菌は学名「ラクトバチルス アシドフィルス ER317/402」として1964 年にソ連特許庁に登録されました。
写真左
ナリネ菌電子顕鏡写真
1つの細胞の長さは約10μm
写真右
エルゼンキャン博士
ナリネ菌は、発見から現在に至るまで、母乳の代替からチェルノブイリ被爆者の感染症予防まで、幅広い用途使用されてきました。旧ソ連邦では薬剤目録としても登録されておりました。同じコーカサス地方の乳酸菌に比べ治療を中心とした多くの領域で使用されてきたことが特徴です。
現在までアルメニアでは、
1.栄養食品として、特に小児、児童の成長、発育に欠くべからざる食品あるいは成人に対する栄養分として利用
2.乳幼児に対して母乳代替物質として利用食事療法の栄養分、および胃腸、その他疾患(赤痢、腸チフス、サルモネラ症、菌交代症、ブドウ球菌感染症など)の治療剤あるいは予防剤として利用されています。
日本においては、サプリメントとしてデトックスや美容、ヨーグルトや機能性食品原料として様々な方々からご愛顧いただいております。